POISON TEACHER
「えー、言いたいことが沢山あります。


お前ら、聴く気ないなら、教室に帰ってろ!
いや授業サボってテキトーに街で遊んでろ!!」



体育館全体の雰囲気が凍りづき始めた。



わたしは最初の発言があまりに強烈過ぎて

(ちょっと、あの発言教師が言うことか…)


と、心の中でつぶやいた。




さらに、溝坂は生徒だけでなく同期の教師にまで辛辣にぶった切り始めた。





「あと、好調もそうだが前の荻原さん話長過ぎ。
あんたの話なんか誰も聴いてないから」

溝坂は何気に校長の長いスピーチに毒舌発言をした。
教師陣も溝坂の毒舌に驚き、
荻原は、かなり怯え、固唾を飲み込んだ。




「長けりゃいいってもんじゃないだろ?
いちいち、全部の内容覚えられるほど
人間はできちゃいねえし、無理だから」
言いたいことは
そんだけだ。

以上!!」

溝坂は
壇上から降り去っていった。




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