【続】うしろの席の鈴木くん。


「でも、俺が黙っていたせいで

結局雨宮を不安にさせちまった。…軽率だった」


「……………」


「不安にさせてごめんな

俺、本当にあいつとは何にもないから」


「よかっ…た……」




「俺が好きなのは千咲だけだから」


「……っん」



鈴木くんとの久しぶりのキス

腕の温もり、彼特有の香りに包まれる感覚


そして、下の名前で呼ばれる

なんだかくすぐったい感覚



「……凛くん、好き…だよ?」


「俺のほうが好きだし」



やっぱり私には


彼が必要なんです



―end♡―
< 34 / 35 >

この作品をシェア

pagetop