【続】うしろの席の鈴木くん。
「でも、俺が黙っていたせいで
結局雨宮を不安にさせちまった。…軽率だった」
「……………」
「不安にさせてごめんな
俺、本当にあいつとは何にもないから」
「よかっ…た……」
「俺が好きなのは千咲だけだから」
「……っん」
鈴木くんとの久しぶりのキス
腕の温もり、彼特有の香りに包まれる感覚
そして、下の名前で呼ばれる
なんだかくすぐったい感覚
「……凛くん、好き…だよ?」
「俺のほうが好きだし」
やっぱり私には
彼が必要なんです
―end♡―