迷宮ラブトラップ
26日、仕事をぴったり13時に終えて、瑞香は職場を飛び出した。
子供達は祖父の所に預けてあるので、16時位迄に戻れば良いはず。
ふと、携帯にメールが入っている事に気が付く。
゛針師の子の方に予約が入って2時まで居るからゆっくりおいで゛
二人きりでは無いことに少しがっかりしつつも、今回はプレゼントを渡す事が目的だと気を取り直し、瑞香は遼也の診療所に向かった。
診療所に着くと遼也が外で出迎えてくれた。
「こっちから入って」
針師の人とお客さんがいるので、裏から遼也の診察室へと案内された。
「今日は何時までいられる?」
「3時…位?」
遼也の仕事机をはさんで向かい合わせに座り、しばらく他愛もない話をする。
「あの…ね?
これ…良かったら…
貰って下さい…。」
おずおずと瑞香はプレゼントの入った袋を差し出した。
「くれるの?ありがとう。」
遼也はすんなりと受け取ってくれた。
第1段階はクリア。
瑞香は心のどこかで怖かった。
恋人達のイベント…
「そんな関係じゃないでしょ。」
そんな風に言われたら…
自分達の関係が、瑞香には未だにわからなかったから…。
「ボールペンだ。」
「え!?わかるの?」
包みを開けないうちに遼也が中身を当てたことに瑞香はびっくりした。
瑞香が選んだのはクロウという外国のメーカーのボールペン。筆記用具なら普段持ち歩いていても不自然ではないし、少々値段は高いが、富裕層の客が多い遼也には贈るのならちゃんとしたものをと考えたのだ。
ペンには遼也の名前を刻印して貰った。
しかし包み紙のロゴを見ただけで遼也がわかるとは思ってもいなかった。
「わかるよ。クロウはボールペンのとこでしょ。
俺のボールペン壊れちゃって丁度欲しかったんだよね。」
遼也が素直に喜んでくれていることに瑞香はホッとする。
「良かった。受け取れないって言われたらどうしようかと思ってた…」
「そんな事言わないよ。
ありがとう。大事に使わせてもらう。」
遼也はボールペンを箱に戻し、棚に置いた。
「横になって」
遼也に促され、瑞香はいつもの診察のベッドに横になった。
「辛いところは?」
お礼のつもりなのか、遼也は瑞香にマッサージを始めた。
「いつもの腰と、首…」
遼也に触られるのはすごく心地良い。
瑞香はされるがままに身を任せていた。
「んっ…」
不意に遼也の手が瑞香の胸に触れた。
遼也がニヤリと笑う。
「まだ隣いるよ?」
言いながらもイタズラを続ける遼也に、瑞香は声を殺すので精一杯だった。
遼也の手がどんどん大胆になっていく。
そのうち上の服を脱がされてしまった。
子供達は祖父の所に預けてあるので、16時位迄に戻れば良いはず。
ふと、携帯にメールが入っている事に気が付く。
゛針師の子の方に予約が入って2時まで居るからゆっくりおいで゛
二人きりでは無いことに少しがっかりしつつも、今回はプレゼントを渡す事が目的だと気を取り直し、瑞香は遼也の診療所に向かった。
診療所に着くと遼也が外で出迎えてくれた。
「こっちから入って」
針師の人とお客さんがいるので、裏から遼也の診察室へと案内された。
「今日は何時までいられる?」
「3時…位?」
遼也の仕事机をはさんで向かい合わせに座り、しばらく他愛もない話をする。
「あの…ね?
これ…良かったら…
貰って下さい…。」
おずおずと瑞香はプレゼントの入った袋を差し出した。
「くれるの?ありがとう。」
遼也はすんなりと受け取ってくれた。
第1段階はクリア。
瑞香は心のどこかで怖かった。
恋人達のイベント…
「そんな関係じゃないでしょ。」
そんな風に言われたら…
自分達の関係が、瑞香には未だにわからなかったから…。
「ボールペンだ。」
「え!?わかるの?」
包みを開けないうちに遼也が中身を当てたことに瑞香はびっくりした。
瑞香が選んだのはクロウという外国のメーカーのボールペン。筆記用具なら普段持ち歩いていても不自然ではないし、少々値段は高いが、富裕層の客が多い遼也には贈るのならちゃんとしたものをと考えたのだ。
ペンには遼也の名前を刻印して貰った。
しかし包み紙のロゴを見ただけで遼也がわかるとは思ってもいなかった。
「わかるよ。クロウはボールペンのとこでしょ。
俺のボールペン壊れちゃって丁度欲しかったんだよね。」
遼也が素直に喜んでくれていることに瑞香はホッとする。
「良かった。受け取れないって言われたらどうしようかと思ってた…」
「そんな事言わないよ。
ありがとう。大事に使わせてもらう。」
遼也はボールペンを箱に戻し、棚に置いた。
「横になって」
遼也に促され、瑞香はいつもの診察のベッドに横になった。
「辛いところは?」
お礼のつもりなのか、遼也は瑞香にマッサージを始めた。
「いつもの腰と、首…」
遼也に触られるのはすごく心地良い。
瑞香はされるがままに身を任せていた。
「んっ…」
不意に遼也の手が瑞香の胸に触れた。
遼也がニヤリと笑う。
「まだ隣いるよ?」
言いながらもイタズラを続ける遼也に、瑞香は声を殺すので精一杯だった。
遼也の手がどんどん大胆になっていく。
そのうち上の服を脱がされてしまった。