春夏秋冬、ときめいて
仲良くなったきっかけは、入学してすぐ。
あたし達は、去年も同じクラスだった。
「ねぇ、滅茶苦茶かわいいんだけど、この名前なんて読むの?」
初めて杏ちゃんに話しかけられた時、本当にびっくりした。
高校なんて、何の期待もしていなかったのに、もしかして、恋の予感?!とか思っちゃって。
「あ……さえ、って読むんだ」
「へー!かわいい!ご両親昭和生まれでそのセンス、凄いね!」
「へ……」
両親のセンスを誉められたのは初めて。
しかも、初対面にこのテンションで。
あたし達は、去年も同じクラスだった。
「ねぇ、滅茶苦茶かわいいんだけど、この名前なんて読むの?」
初めて杏ちゃんに話しかけられた時、本当にびっくりした。
高校なんて、何の期待もしていなかったのに、もしかして、恋の予感?!とか思っちゃって。
「あ……さえ、って読むんだ」
「へー!かわいい!ご両親昭和生まれでそのセンス、凄いね!」
「へ……」
両親のセンスを誉められたのは初めて。
しかも、初対面にこのテンションで。