春夏秋冬、ときめいて
「どの季節も好きじゃないけど、特に夏は苦手かな。毎日……あたし、楽しそうに見える?」
「んー、結構楽しそうですよ」
「は?!どこが?!」
思わず大きい声が、出てしまう。
「なんか、汐里さんの顔思い出すと、笑ってますけど……」
……自分じゃわからない。
あたしの中の自分のイメージは、うつうつとじめじめと、やり場のない怒りと不安に包まれた、負のオーラ全開の冴えない人なんですけど。
「咲哉君の中のあたし……笑ってるんだ?」
「はい。割と豪快に」
「それ、咲哉君が、笑わせるからでしょ?!」
そうそう。咲哉君は天然なところがあって、あり得ない行動を取ったりして面白い。
「んー、結構楽しそうですよ」
「は?!どこが?!」
思わず大きい声が、出てしまう。
「なんか、汐里さんの顔思い出すと、笑ってますけど……」
……自分じゃわからない。
あたしの中の自分のイメージは、うつうつとじめじめと、やり場のない怒りと不安に包まれた、負のオーラ全開の冴えない人なんですけど。
「咲哉君の中のあたし……笑ってるんだ?」
「はい。割と豪快に」
「それ、咲哉君が、笑わせるからでしょ?!」
そうそう。咲哉君は天然なところがあって、あり得ない行動を取ったりして面白い。