春夏秋冬、ときめいて
「……でね、今日咲子(サキコ)がご飯を食べなくってね……」
「…………ぁあ……」
あたしが洗濯物を畳む隣で、夫の航平(コウヘイ)がスポーツニュースのまとめを見ながら、遅い晩御飯を食べている。
あたしの言葉なんて、全く耳に入っていない。
あたしも、会話にならないことは百も承知。
ただ、1日遊んでいた訳じゃないのよってことを伝えたいだけ。
プシュ
航平が2本目の発泡酒の缶を開ける。
それを機に、虚しくなってあたしは口をつぐんだ。
航平は、そんなことには勿論気付かない。
「…………ぁあ……」
あたしが洗濯物を畳む隣で、夫の航平(コウヘイ)がスポーツニュースのまとめを見ながら、遅い晩御飯を食べている。
あたしの言葉なんて、全く耳に入っていない。
あたしも、会話にならないことは百も承知。
ただ、1日遊んでいた訳じゃないのよってことを伝えたいだけ。
プシュ
航平が2本目の発泡酒の缶を開ける。
それを機に、虚しくなってあたしは口をつぐんだ。
航平は、そんなことには勿論気付かない。