春夏秋冬、ときめいて
それ以来、泣いてはいないか、気になって仕方ない。


だけど、今日も元気に彼女はおにぎりを頬張る。


今日に至っては、秋めいてきたせいなのか、おにぎりを2つ取り出して悩んでいた。


……朝からそのサイズを、2個。


朝はバナナしか食べない俺からしたらとても信じられない。


でも、彼女がいつもの倍、あの幸せそうな顔をするのなら、いいかもしれない、と思った。


……これは、断じて恋心などではない。


【完】
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