ー君は俺の光ー[1]
メールしているようで親指がすごい速さで動いている。
惠の指をボ〜っとみながら、俺にはムリだなとか打つのなんて亀並みだしなとか考える。
メールなんて泉李としかした事ねーからな…。
奏多の方を見ると、やっぱりソファーを背もたれにしながら雑誌を読んでいる。
バイク雑誌を食い入るようにみてるのを見ると、余程好きなのだろう。
悠大の方に目を向けると目が合った。
ニコッと笑ってはくれたけど、目が笑っていない…。