ー君は俺の光ー[1]


そして後頭部に手を添え角度を変えながら何度も重なり合う唇。



少し苦しくなって泉李の背中を叩くと唇を離された。




軽く肩を上下させながら大きく息を吸い込む。




「おっ、お前なぁ……。」




「…こんなんじゃ全然足りねー。」




右の口端を上げニヤリとしながら言う。



おい、おい……。




俺、父さんが亡くなるまで”挨拶だー”とか何とか言ってキスされまくってたんだよね。


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