ー君は俺の光ー[1]
泉李がいないと何故かパンダに絡まれます。

「…い、おい。クミ、起きろ。」



「…ん。も…ちょ…い寝…る…。」



「バカか。遅刻すんだろーが。起きろ。」



「あっ…。それ取っちゃやだぁ…。」



「なら、起きろ。」



「…解ったからミーちゃん返してよぅ。」




俺の大事な抱き枕、ネコのミーちゃんの首をこれでもかってぐらい締めながら言う姿は鬼だよ、泉李…。



生きてるネコなら間違いなく逝ってるよ?




「…ほらよ。先に母屋行ってるから早く来い。」



「…ん。」


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