ー君は俺の光ー[1]

うわっ。



お気に入りのネコ耳パーカーまで匂い付いてるし…。



恐るべし、パンダ香水。




「なぁ、泉李。」



「…何だ?」



「このジャケットとパーカー捨ててもいい?」



「いや、止めとけ。ストーカーに持って帰られんぞ。」



「ひっ…。マ、マジか。つーか・・・。」



「あ?いる訳ねーだろ。すぐ信じんな、バーカ。」




クツクツと意地悪な顔をしながら笑う泉李に、まんまと騙されたようだ…。


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