ー君は俺の光ー[1]
夜。仕事量は増えるばかりで片付かない←
俺は今、熱で意識朦朧としてる中黒塗りの”いかにも”な車に乗っております。
運転は勿論柏木。助手席には皆川、俺の横には泉李が乗っていて…。
前には同じような車が走っており、威圧感を発しながらその後に続いて移動中。
「着くまで寝てろ。」
そう言って自分の膝に俺の頭を乗せた泉李。
何かを言う気力もないため、大人しく従う。
まぁ…俺がこうなったのも膝を貸しているやつの所為なんですけどね…。
あれから熱が下がるまで付きっ切りで”壊れた”泉李を元に戻すべく慣れない看病をして見事に疲労し熱が出てしまった訳でして。