ー君は俺の光ー[1]
付きっ切りで看病させた割には俺が熱を出しても看病するどころか仕事に駆り出しやがったんですよ。
泉李は熱出てた時の記憶が曖昧だそーで…。
俺がその時の事言うとゴミを見るような、零度の眼で見て毒をあびせやがった。
熱が下がった途端、ドSヤローに戻って笑顔で辛辣な言葉を吐いて俺への扱いが酷い酷い。
熱ある時の泉李が少ーし戻って来ないかな、なんて思ってしまうよね。
しかし、こんな状態の俺を無理にでも連れて行くって事は今日カタつけんのかな?
前々から店長の長尾に黒い噂が上がっていたけれど確たる証拠もなかなか掴めなかった為今日まで泳がせていたみたい。
その為副店長の白木には長尾にバレないように、監視と証拠になるようなものを必ず掴むように指示して動向を探らせていた。