ー君は俺の光ー[1]

皆川に目配せして「顔はヤメとけ」とだけ言い、任せる。




「長尾サン…いつまでそーやってる気?遊ぶなら俺と遊ぶ?」



「いっいやだああああぁ。来るな、来るなよおおおお。」




ガスッと露わになっている下半身を蹴り飛ばす。



「ガハァッ。痛い痛い痛い痛いいいぃ、助けてっ‼︎綿瀬さん、お願いしますううううっ。」



「煩い。ヤダよ。アンタさ、いつまでそんなお粗末なモン俺に見せる気?早くしまってそこに座ってろや。」




涙を流してブンブンと頭を縦に振る長尾。



何とも情けない姿に溜め息が漏れる。



男と結託し店に連れて来た女に乱暴してビデオに収めて脅迫に使おうとした長尾に手加減する余地は全くないよね?



< 332 / 344 >

この作品をシェア

pagetop