ー君は俺の光ー[1]

「は、はい…。」



女の人の手を握り腰に手を当て立ち上がるのを補助する。そしてそのまま抱きかかえた。




「きゃ…っ。あ、あのっ、自分で歩けますっ。歩けますからっ!」



「いいから。そのまま首に腕まわして?」




おずおずと恥ずかしそうに俺の首に腕をまわす女の人。何か、可愛い。



さて、これからどーするかね。



泉李は相変わらず傍観だし、って…




「ちょ、泉李お前っ、何、悠長に酒なんか飲んでケータイ弄ってんの?」



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