ー君は俺の光ー[1]

白木が表にいた奴を連れて戻って来た。…のはいい。うん。でもさ…やっぱりタイミング悪いよ、アンタ。



それを解ってか泉李が俺をチラリと見遣り「ククク」とほくそ笑む。



クッソ…。




「…どうかなさいましたか?」



「いや…何でもないよ。白木サンありがと。座って寛いでてもらって構わないから。」



「はい。では、お言葉に甘えさせて頂きます。」




そういうと白木はくたびれたソファーに腰掛けて泉李に酒を注いでいた。



…おいおい。ソイツ高校生だから。酒を勧めんなっての。



< 337 / 344 >

この作品をシェア

pagetop