ー君は俺の光ー[1]
白木が表にいた奴を連れて戻って来た。…のはいい。うん。でもさ…やっぱりタイミング悪いよ、アンタ。
それを解ってか泉李が俺をチラリと見遣り「ククク」とほくそ笑む。
クッソ…。
「…どうかなさいましたか?」
「いや…何でもないよ。白木サンありがと。座って寛いでてもらって構わないから。」
「はい。では、お言葉に甘えさせて頂きます。」
そういうと白木はくたびれたソファーに腰掛けて泉李に酒を注いでいた。
…おいおい。ソイツ高校生だから。酒を勧めんなっての。