ー君は俺の光ー[1]

あぁ…



もう少し一緒にいたかった。



けど終わり。




「着いたよ。」




言いたくない言葉を投げる。



くぅが辿り着きたかった場所、音楽室の前で。



何を考えていたのか…。



くぅからは間の抜けた返事。




「えっ?あ、はい…。」




そんなくぅが可愛いくてクスクスと笑ってしまった。




「違う場所に連れてかれると思った?」




そう問いかけると「い、いや…そんな事は…。」と困ったような返事。


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