ー君は俺の光ー[1]
「そう?」
「…はい。」
「そっか。じゃ、おまわりさんは交番に帰るね。もう迷子になっちゃダメだよ?こねこちゃん。」
思わずまたクスクスと笑ってしまう。
アタマをヨシヨシと撫でて誤魔化した。
「なっ………!」
俺を見上げるくぅを見ると懐かしさが込み上げる反面悲しくなる。
キミが俺を忘れているから…。
くぅは疑問符を浮べながら俺をジッと見ていた。
「そんなに見られるとテレるでしょ?早く教室入らなきゃ。」