ー君は俺の光ー[1]

冗談交じりにそう言うと「あっ…すいません…。」と言って目を逸らす。




可愛いなぁ、やっぱり。




「ふふっ。いいよ。ほら、早く入って?」




そう言って踵を返しスタスタと元来た道を歩く。



これ以上いたらすぐに言ってしまいそうだから…。




「…はい。あの…ありがとうございました。」




くぅの声を背中で聞きながら「またね。」と言ってヒラヒラと後ろ手に手を振って教室へと向かった。


< 45 / 344 >

この作品をシェア

pagetop