ー君は俺の光ー[1]
麻央side.2
偶然なのか必然なのか…
それが2度続いたなら『運命』って事なんじゃないだろうか……。
屋上で昨日の事を考えながら青く広がっている空を眺めていた。
そんな時いつもならバカ笑いと共に開く扉がキィ…という音とともに遠慮がちに開いた。
ジッと扉を見る。
少し開いた扉からひょこっと顔を出したのは…くぅだった。
ドクリと胸を打つ心臓。
こんな事ってあるのか?
昨日の今日だぞ?