志ーこころー 【前編】─完─
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近藤「おおぉー!!!志乃くんかっ?!
これはたまげた!美しいなぁ〜!!!」
ハッハッハッ!と大声であたしを呼ぶ近藤さん。
志乃「え!やっぱりですか〜?いや〜、近藤さん、おめが高いっ!!」
あたしは近藤さんの肩をバシバシと叩いて、ありのままの言葉を述べる。
近藤「いやはや!
まさかあの志乃くんがここまで綺麗になるとはな!
なんだか親心ってやつかな!
がっはっは!!」
そう言って、近藤さんはあたしを見て嬉しそうにしている。
あたしも嬉しいや。
近藤さんは、あたしにとって第二のお父さんみたいなもんだから。
でも、そんなあたしでも、周りの視線に気づいていないわではない。
色んな人に……見るならともかくガン見されているのだから。
此処へきてそう日が経っていないから、人前に出るのは少し躊躇われる。
そんなあたしに声をかけてきたのは、
藤堂「すっげぇー!!!!お前、志乃なの?!!!」
志乃「うっ……」
……酒癖ぇ……
顔をしかめてあたしは言う。
志乃「藤堂さん、酒癖悪すぎ。」
あたしは絡まれて、肩にうでを回されている
藤堂「いいじゃんかぁ〜!!!こーゆーときはなぁ!ぱぁーっとやるのが一番だぜぇ〜〜〜!!!」
そりゃよかったっすね、といって、もうされるがまま状態のあたし