志ーこころー 【前編】─完─


おばさんは、あたしが嘘をついていることを知っていた。






それをあえて言わなかったのは、きっとおばさんなりに気を使っていたのだろう。





友達がいないあたしの夢物がたりを、壊したくなかったんだと思う。






< 130 / 301 >

この作品をシェア

pagetop