志ーこころー 【前編】─完─
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あたしが姉さんの変化に気づいたのは、あたしが中1の時。
ご飯を食べていたら、急に姉さんが席を立ってトイレに駆け込んでった。
あたしは具合が悪いのかな、くらいにしか思ってなかった。
だけど、確実におばさんは死に近づいていた
あたしが看護師を目指して勉強していたから、ちょっと医術の知識がついてきた頃
だんだんとおばさんの行動に不安をおぼえていった
そんなある日
おばさんが病院でガン宣告を受けた
おばさんは包み隠さずあたしに話した
だいぶ進行していること、手術するにはお金がたくさんいること、仕事をやめること、入院すること
それから、もう長くないこと