志ーこころー 【前編】─完─
ー志乃sideー
逃げたけど
逃げたけど
「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおぉぉぉぉ…………!!!!!」
発狂←
てか歓迎会どーなったよ←現実逃避
あたしは部屋を覗いてみた
そこにいたのはもはや人間ではない獣と化した哀れな大人たちの醜態
志乃「……ぅわっ!!酒くせぇっ!!!」
思わず顔をのけぞる。
平助「……し、志乃……なのか……?」
足元を見ると這ってこちらに手を伸ばす平助
志乃「………………さようなら」
平助「ちょ、まて!まてー!!!」
叫んで力尽きた平助は、ゴツンと鈍い音を立てて 床に突っ伏した
この部屋の奥には井戸がある
不本意だがこれは飲ませてやらないと後々めんどくさいことになりそーだから
井戸行って水くんで飲ませてやろう。
あたしの足元には酔いつぶれた平助
あたしはあえてそれを踏みつけた
平助「ヴッ」
踏まれて背中がそり上がった。しかし反撃する気力も残ってないのかそのまま死んだ