志ーこころー 【前編】─完─



志乃「……とりあえず、藤堂さんたちは早く寝た方がいいんじゃないっすか?」









平助「……まずはこの有様をなんとかしなければ……」







志乃「そうだな。……て、そーいやほかの幹部のみんなは?近藤さんとか土方とか」








平助「見捨てられました」














そよそよと平助の髪の毛をそよがす夜風








風流……なのだが今はただ虚しいだけである









志乃「うっす。了解っす。あたしも皆に見習って見捨てるっす」グッ








あたしは任せた、とポーカーフェイスで親指をたてた










平助「え?!ちょ!嘘だろ?!みんな起こすの手伝ってよ!!ちょーー!!!!!」







うろたえる平助











だいたい水を貰った上にみんなのお守りをしろだなんて








図々しい上に厚かましいぞ







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