志ーこころー 【前編】─完─
長い話を終えるまで、皆は黙って耳を傾けていた
山崎「……だから、全ては俺の責任です。申し訳ありませんでした」
俺は額を畳に押し当てた
この責任は俺にある
副長が志乃をこの屯所から追い出すというのなら、責任は俺にもあるのだから、その罪を背負う覚悟はできている
井上「……頭をあげて下さい」
額を畳に押し当てたままの俺
上げられない……
組の為に働いてきたのに……
俺はとんだ失態をおかしてしまった