志ーこころー 【前編】─完─




土方「……それが、お前らの本心か?」



















頭を下げていた皆が顔をあげる








俺は土方さんを見つめた








何を言い出すのか……










沖田「志乃さんは、もう、我々浪士組の同士です。」










真剣な面持ちで答える沖田の表情は、いつものヘラヘラとした顔ではなく、隊長の名にふさわしいものだった






皆もそれに深く頷いた



















土方「……松野を……探して連れて来い。処分はそれからだ。」











これは…………








許すということなのだろうか










幹部のみんなの表情が晴れた














































































希望はある。
















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