志ーこころー 【前編】─完─
坂本さんはァ…………
まだポカーンとしている
中岡「おい、おい馬鹿野郎。いい加減戻ってこんか」
するとハッとしたかと思うと
ガシイッ!!!!!
志乃「????!!!」
坂本「志乃ォ!おまん時渡りしたがかえ????!!」
グラングランとあたしを揺らす坂本さん
やめて!首痛い!!
志乃「そ、そうですよ~……!……っ!痛いから!坂本さん!痛いですから!!」
坂本「おお!すまなんだ」
あたしはやっと開放されて、目を白黒させて首をさすりながら
志乃「今から150年ほどの遠い未来から」
中岡「うそこけぇー!!!俺は信じねぇし第一こいつはなんなんだよ!いきなり来て”私は未来から来た”なんて舐めてやがる!!!」
興奮した様子で一気に喋る中岡は、あたしを睨み付けて言う
─ズギンッ
いつかとおんなじ様な痛みが走る
中岡は警戒しきっている
じっとあたしを睨むうちに、中岡はハッとして、帯刀した
中岡「お前……異人かッ……??!!」