志ーこころー 【前編】─完─


あ、



そーいやあたしカバンの中にアレがあるわ……






志乃「沖田、未来の甘味に興味ないか?」


沖田「拳にしましょうか、志乃さん」











ーーーー


ーーーーーーー




ー格技場にて




?「え、お二人さん今から試合するんですか?」



そう言いながら手ぬぐいで汗をふく、ちっこ……携帯サイズの童顔くん。


沖田「はい。拳で語り合うので。ね?志乃さん♪」



志乃「おう。…………つか誰この人。」




そーいやまだ近藤さんと土方と沖田しか知らないや。



?「え、ひどっ!それ初対面に対して言う言葉じゃないよね??!!!……てか初対面でもないけど??!!!」



え、こんなやつと顔を合わせた覚えは……



…………ん?



まじまじと顔を覗き込むあたし


?「……っな、なに!!!!???」


みるみる顔が紅くなる携帯サイズの男の子


なんか……



志乃「かわいい……」

?「ぇ」


この……ちっちゃ……携帯サイズの子ってナデナデしたくなる気持ちになる





あ、待てよ。


この顔どっかで見たわ



え〜……あれだ、あれ


あの〜……その〜……



眉間にシワを寄せて考えるあたし

思い出せ、思い出すんだあたし



志乃「……ぁ、」


?「思い出した??」






志乃「あたしの鳩尾殴って気絶させた極悪非道なちびっk……?「もうやめて!」あ、はい。」




そーだそーだ。

こいつに気絶させられたんだったわ



こんなサイズなのになかなか骨のある人だったことを思い出した

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