志ーこころー 【前編】─完─
志乃「沖田の後で組手頼む」
ペコリと頭を下げた。
その姿を見てオロオロするちびっこ
?「……女の子でしょ??」
志乃「女の子ではないが女だ。大丈夫、お前はもうすでにあたしを殴っている」
?「……その節はすみませんでした」
深々と頭を下げられた
や、別にいいから
志乃「気にしてないよ。……それに、慣れてる。謝らなくてもあたしから仕掛けたんだ。あたしに非がある、当然だろ」
でも、と言いながら少ししゅんとした様子でこっちを見る。
志乃「そんなに悪いと思うんならあたしと勝負しろ。……えと……」
平助「藤堂です。藤堂平助。(とうどうへいすけ)」
志乃「あ〜、あの藤堂さん。」
平助「え、どの?」
志乃「あ、こっちの話」
首をかしげて不思議そうにあたしを見る平助。
8番隊の隊長だぞ。ウンウン
……うム。これはあたしのお気に入りだ
ーぽん
平助の肩に手を置く。
志乃「君は今日からあたしの同士だ」グッ
平助「ぇ?ぁ?……ぁ、はい!」???
なんとなく訳のわからない、と言う顔で返事をした平助
志乃「(かわえぇ……)」
ちびっこ&童顔同士、頑張ろうと心に決めた