志ーこころー 【前編】─完─


















































ーーーーーーーーーーーーーーーー























































沖田「かっこなんてつけなくても……ププッ」



志乃「……………………………………。」








ーー



颯爽と前を歩き出すーーーーー。
















かっこいいじゃないの?!


なによ?!格好つけさせてよ!!!



……思い出したら顔が熱くなるのが分かる



沖田「恥ずかしいのならしなければいい話ですよ。」ニヤリ




……前言撤回


沖田は黒い笑顔が一生取れることはないでしょう。ウン











取りあえずそれは置いといて……






志乃「いつまで歩かせる気だ?」





さっきからひたすら歩いているのに、沖田の目指す店はなかなか着く様子はない



そもそも何を買うのかも何の為に来たのかもわからないじゃん……



沖田「あ、ここです。」





ーードンッ





志乃「いってぇっ!」



沖田の後ろをついて回るようにして歩いていたのに


急に沖田が立ち止まったので、その背中に思いっきり顔面をぶつけた


その反動で飛ばされたあたし←


鼻が痛い……


鼻をぶつけたから、じわりと目に涙が溜まる。




これ以上鼻が潰れたらどうしてくれるんだ、とかなんとかブツブツ文句垂れる。



沖田「あなたの着物を買いに来たんですよ、


……ってなんで涙目なんですか?あれですか?迷子ですか?」ニコ



こいつ……


わかっててやってんだろ?!あぁ?!



こんの、人の皮をかぶった悪魔めっ!!



きっ!と沖田を睨みつけ、鼻の頭を押さえて立ち上がる。









< 69 / 301 >

この作品をシェア

pagetop