水曜日のストーカー


その内
歩くスピードはあがって

最後には
走っていた。




しかも「はるーはるー」と
叫んでいる。






(クソッ、どこ行ったんだよ!!)





1度止まって考えたが
すぐに走り出した。




結局
マンションまで着いてしまった。




(…あいつがもう、家に
着いているとは思えないし)




彼女が家につく前に
走っていた僕と絶体会うはずだ。


なぜなら、
彼女は歩くのが普通ではないくらい
遅かったから。


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