弁護士シリーズ作品第1弾!
『身勝手な弁護士』
部屋の中が…
一瞬にして沈黙…
…………………。
あぁ~
やってしまった!!
大きな声で笑い出す藤堂弁護士にクスクス笑う白鷺弁護士。
私の隣りに居る父を見ると顔を真っ青にし冷や汗をたらたら…
これはヤバイ!
そう思い。
謝ろうと思い藤堂弁護士を見ると…
まだお腹を抱えて笑ってる…
ヒィーヒィー言って足をバタつかせ涙を流して笑ってる…
その姿にまた私は腹が立ち…
何がそんなに面白いんですか?
貴方はそれでもうちの顧問弁護士ですか?
もう少し真面目にして貰えません?
そう言うと…
お腹を抱えて笑ってた藤堂弁護士が…
冷たいさめた顔つきに成り…
そして私にこう言った
「お前こそ何様のつもりなんだ?こっちは真面目に顧問弁護士として仕事はしてる。何も知らないお前にこっちこそ言われる筋合いはねぇよ!」
なっ!なっ!
何なんだ!こいつ!
最悪!最低!
がぁ~!
こんな奴がうちの顧問弁護士?
やめて欲しい!
うちの会社のイメージが悪くなる!
そう思って反撃しようとしたら…
『瑠璃!』
『藤堂!』
二人同時に言葉が重なり同時に名前を呼ばれた。