弁護士シリーズ作品第1弾!
『身勝手な弁護士』
今日は事務所に行け無いんじゃ無い?
仕事…
…………………。
〔行きますよ。でも瑠璃が一緒に来てくれるんですよね?〕
はい?
私が一緒に事務所に行くんですか?
いつそんな約束をしましたか?
勝手に決めて…
首を傾げると…
〔僕の怪我の原因はなんでしたか?〕
…………………。
付いて行きますよ!
付いて行けばいいんでしょ!!
フン!って顔を横に向けると…
クスクス笑いながら貴方は…
〔分かってればいいんですよ。じゃそろそろ時間も時間ですから事務所に一緒に行きますか?〕
分かったわよ!
付いて行くけど…
でももう夕方なのに今から行っても…
大丈夫なの?
やっぱり今日は休んだ方がいいんじゃ無いの?心配だし…
〔大丈夫ですよ!瑠璃は本当に心配性ですね…。夕方からでも後4時間くらいは仕事できますから…それに瑠璃がサポートしてくれるんでしょ?〕
…………………。
〔じゃ行きますよ。用意して下さいね。後テーブルの上のキャッシュカードもちゃんと待ってて下さいよ。〕
はぁ~い!
と返事をして私はお財布の中にキャッシュカードを入れ鞄に直し晧覬の後を追って玄関まで走って行った。