弁護士シリーズ作品第1弾!
『身勝手な弁護士』
今日は本当に何て一日なんだろう…
そう思いながら晧覬の腕の中に居てると部屋の電話が鳴り晧覬が私を抱き締めたまま片手で電話を取ると…
内線だったみたいで相手は白鷺さん。
晧覬は白鷺さんに私が見付かった事。事故で怪我をしたのは私を捜してた事。そして婚約をした事を話した。
白鷺さんは父から聞いてたみたいで…
驚いてる様な感じでは無かった。
電話を切った晧覬が私に…
〔白鷺が今からここに来るから…。〕
!!!!!!
白鷺さんがこの部屋に今から来るの!!
驚くと…
〔事故の担当を白鷺に頼んであったからね。それに瑠璃にも会いたいらしいから…〕
そうなの?
私に何の用事かな?
そう思ってると…
『トントン』
晧覬が入って!
そう返事をすると…
白鷺さんが部屋に入って来た。
「まず先に晧覬さん瑠璃ちゃんご婚約おめでとう!」
〔ありがとう。〕
晧覬は素直に答えたのに私は…
……………。
「瑠璃ちゃん?」
あっ!
ありがとう!
そう返事を返すと…
何故か?白鷺さんが笑い出した。
私が首を傾げると…
「晧覬さん。本当に良かったですね。苦労したかいがありましたね。」