弁護士シリーズ作品第1弾! 『身勝手な弁護士』


私は父に名前を呼ばれ父の方を向くと…


父は怒ってた…
『瑠璃お前が悪い!藤堂弁護士に対して何て口の聞き方をするんだ!お前は口の聞き方を知らんのか?儂は粗相の無い様にってお前に話したよな?瑠璃お前は一体、今なにをしたか?自分でちゃんと分かってるか?』

…………………。
父の怒りのお説教を聞き私は悔しくなって父に言った。


だってお父さんこの人は失礼すぎる!
人の事を見下したモノの言い方をした。
バカにされて黙ってろって言うの?
この人が賢い弁護士だから?
常識の無い人に言われたくない…

もう…
泣きそうだった…


悔しくて…
悔しくて…

腹が立って…


もうこれ以上、言ってしまうと私は泣いてしまう…

それだけはしたく無い。
こんな奴の前で涙なんか流したく無い…


俯いた私に…



「瑠璃さん。」


…………………。
白鷺弁護士…


「瑠璃さんこちらこそ失礼な態度を取ってしまった事。藤堂が暴言を吐いてしまった事。お詫びします。
瑠璃さんが怒る気持ちも分かります。ですが藤堂も反省してるのでここはお互い仲直りすると言う事で喧嘩をやめて貰えますか?」


なんて優しい人なんだろう…


誰かさんとは大違い




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