弁護士シリーズ作品第1弾!
『身勝手な弁護士』
食事も終わり…
会計を済ます晧覬を見てると…
「瑠璃ちゃん!真鍋さんにはくれぐれも近付かない様にね。
僕も晧覬さん程じゃ無いけど…真鍋さんの事、気を付けて見とく様にするから…」
うん。
と頷くと。
〔さっ!瑠璃。家に帰るよ。〕
と頭の上に手を置き私は白鷺さん方から強制的に晧覬の方に向きを変えさせられた。
晧覬の方へ向いた時にご馳走さま!を言うと気にするな。瑠璃は婚約者なんだから…
あぁ~…
でもやっぱり出して貰ったから…
モジモジしてると…
〔どう致しまして〕
頭の上から言葉が降って来た。
「今度は僕がお薦めの所に招待するので行きましょうね。晧覬さん今日はご馳走さまでした。」
白鷺さんもお礼を言うと…
「じゃ!僕はお邪魔虫なんで退散します。」そう言って帰って行ってしまった。
私達も駐車場から車を出し自宅へと帰った。