弁護士シリーズ作品第1弾!
『身勝手な弁護士』
〔先輩!!〕
晧覬は何故か?困った顔をしてた。
『なるほどね…。検査を先延ばしする程、大切な女性なんだね。晧覬、僕も分かるよ』
???????
〔昴せんぱい!!〕
晧覬の焦った顔と声に私の方が焦った。
本当に意味が分からずにいると…
『昨日ここに運ばれて来た時に僕が晧覬を診たんですよ。それで晧覬に検査を受ける様に言ったんですがね…晧覬が僕に〔大切な人を失いたく無いから検査は必ず明日の朝に来るから帰らせてくれ!〕って言ったんですよ』
……………………。
言葉が出なかった…
ただ…
晧覬を見るしか…
〔先輩、言わない約束だったでしょ?〕
晧覬は半ば諦め溜め息まじりに言った。
『で昨日の晩に晧覬から連絡があって仲直りが出来て婚約もしたから明日一緒に連れて来るって電話で言ってたんですよ』
と先生…
でも私はなぜ先生が私の名前を知ってたのか?不思議だった…
それに気付いた先生が私に…
『晧覬の長年の想い人でしたからね。僕も一度、瑠璃さんにお会いしてるんですよ。』
???????
何処でだろう?
う~ん…
と悩んでると…
『晧覬の言う通り悩むと百面相に成るんですね。』