弁護士シリーズ作品第1弾! 『身勝手な弁護士』


分かってるよ…

そんな事を言わなくなくったって…



私は観念して…


前フリで晧覬に驚かない様に話した。



妊娠してる可能性がある事。
でも私は不順だからまだ分からない事。
病院へ行くべきか?たま妊娠検査薬で調べたらいいのか?


…………………。
晧覬?


晧覬の動きが止まりその場で目を見開き何も言葉を発しない…

私はそんな晧覬に不安になって来て…


どうしょう…

俯きかけた瞬間!



晧覬は私を抱き上げて〔瑠璃おめでとう!本当に子供が僕の子供が…妊娠してるかも?知れないの?〕


何て嬉しそうな顔して笑顔で言うのか…



〔明日、早速、病院へ行こう!僕が一緒に付いて行くから!〕


…………………。
まだ分かんないのになぜこんなに喜んでくれるのか?

間違いだったらどうするのか?


考えてたら…



〔明日ちゃんと病院へ行って調べて貰って後はそれからですね。もし仮に間違いだったとしても僕はガッカリしませんから…。子供が瑠璃のお腹に宿るまで僕は頑張ります!〕


また宣言された…



晧覬は私を降ろし私を抱き締め髪を撫でながらそう言った。




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