弁護士シリーズ作品第1弾!
『身勝手な弁護士』
次の日…
ここは産婦人科。
私は晧覬に連れられ総合病院の産婦人科病棟の待合室に晧覬と二人並んで座ってた。
妊婦さん達は晧覬をずっと見てる…
そりゃ~そうよね…
晧覬じっとしてても目立つんだもん…
しかも背が高いから立つと余計に目立つ…
みんなが晧覬に注目してると…
藤堂さん?
藤堂 瑠璃さん?
私は名前を呼ばれ…
はい。と返事をし椅子から立ち上がる…
看護師さんは私の所へ来て藤堂 瑠璃さん?と言うので私ははい。と答えると検査をするのでまずトイレに行き尿をとってくれと言われ私は看護師さんに言われるままトイレに行く事にした。
晧覬にここで待ってて欲しいと言い残して私はトイレに行った。
トイレから帰って来ると晧覬が心配そうな顔をしてた。
私が大丈夫だよ!そう言うと…
〔何だか回りの視線が気になるんですが…僕の気のせいでしょうかね?〕
…………………。
貴方はようやく気付いたの?
はぁ~
と溜め息を吐くと…
〔瑠璃?どうしたの?また溜め息なんて…僕、瑠璃に何かした?〕
違うよ…
私はまた溜め息を吐いてしまった…
私は晧覬に目立つと言う話をした。