弁護士シリーズ作品第1弾! 『身勝手な弁護士』


忘れてた…


桐生 昴の存在…


先生は私達の元に来ると…
『二人揃って一体どうしたんですか?』


晧覬は…
〔昴先輩!お久し振りです。その節は本当にお世話になりありがとうございました。〕


私も…
事故の時は先生にお世話になりありがとうございました。と頭を下げると…



『二人してどうしたんですか?一体?誰かのお見舞いですか?それとも…』
先生は私を見た。



〔そうですよ。瑠璃が妊娠したんで今日は月に1回の定期検診に来たんですよ。〕
晧覬が言うと…


『婚約してるし…
まっ妊娠する可能性はあるもんな…
どうせお前のこったから避妊はして無かったんだろう?』

…………………。

〔昴先輩…。言い忘れてたんですが…。僕達、婚約ではなく結婚したんですよ…。式はまだ挙げてませんが籍だけ入れたんで瑠璃は僕の奥さんです。〕

…………………。

『えっ?嘘だろ?籍を入れたって…。いつ入れたの?なんで僕に連絡をしてくれ無かったんだよ…』



〔済みません…。少しバタバタやってましてね…。瑠璃が妊娠してるのもまだ安定期に入って無いから両親にも報告してない状態なんですよ…。昴先輩も済みませんが瑠璃の妊娠は黙ってて下さい。〕




< 146 / 437 >

この作品をシェア

pagetop