弁護士シリーズ作品第1弾!
『身勝手な弁護士』
「今日は久し振りに瑠璃ちゃんが事務所に来るって聞いてね!挨拶に来たんですよ。それに久し振りに瑠璃ちゃんの煎れたコーヒーも飲みたく成って…」
晧覬さんご馳走して下さいよ!
と白鷺さんは晧覬に話かけた。
〔コーヒーは後で飲みに来ればいい。今は取り込み中だから邪魔しないでくれる?〕
取り込み中?
なにが取り込み中なんだろう???
私が首を傾げると…
その姿を見た白鷺さんは両手でお腹を押さえ爆笑しだした。
しかも…
涙まで流しヒーヒー言いながら…
私がきょとんとしてると晧覬が…
〔白鷺お前ほんと笑いすぎ…。用が無いんなら仕事の邪魔だから部屋から出てけ!〕
晧覬の怒った声が白鷺さんに向けられ…
白鷺さんは
「はい。はい。晧覬さんごめんなさいね。また後で打ち合わせとかの書類を持ってきますから…。それまでにちゃんと瑠璃ちゃんと仲直りして下さいね。」
……………………。
「じゃ僕、自分の部屋に戻りますから…」
そう言って部屋を出て行く時に私に…
「何があったか?知りませんが…。早く晧覬さんと仲直りして下さいね。」
白鷺さんは私に言って部屋を出て行った。