弁護士シリーズ作品第1弾!
『身勝手な弁護士』
相変わらず沈黙…
私は耐えられなく成って晧覬に…
今さっきの事は許すからもう二度と言わないでね…
そう言うと…
書類に目を通してた晧覬がこちらを見て
〔瑠璃ごめんね。もう二度と言わない。約束するし誓う。〕
私がうん!
と頷くと
〔瑠璃。こっちにおいで。僕の側に来てくれるかな?〕
私は言われた通り晧覬の元に行くと…
晧覬は私のお腹に大きな手を添えお腹に向かって…
〔今回はパパが悪かったんでお前もパパを許してくれますか?ママはちゃんとパパを許してくれましたが…。お前はパパを許してくれるかな?〕
晧覬…
まだ見ぬわが子に…
私の中に生まれて間もない命なのに…
貴方と言う人は…
…………………。
私が晧覬の手にそっと手を重ねて…
大丈夫だよ。
この子もパパの事ちゃんと許してくれてるからそんなに心配しなくても大丈夫。
ほんとに晧覬は心配性なんだから…
そう言って私が笑うと晧覬は…
〔そうですか?瑠璃にそう言って貰えて安心しました。〕
ほんと…
晧覬ったら…
自分の事より私と子供の事が優先なんだから困ったもんだ…
少しは自分の事も考えて欲しいと思う。