弁護士シリーズ作品第1弾! 『身勝手な弁護士』


『いえ…。何もありませんよ。ただ瑠璃ちゃんがおめでたで3ヶ月に入ってたなんて知りませんでしたからね。少しビックリしたんですよ。でもおめでとうございます。晧覬さん念願のパパに成るんですね。』


〔あぁそうだな。〕



『そう言えば…。麻生さんや晧覬さんのご両親に報告は?昨日、麻生さんが来られた時にそんな話なかったですよね?』


〔あぁ。まだ言ってないよ。瑠璃が安定期に入るまでは言うつもりは無いからね。〕


『そうなんですか…。じゃ僕も黙ってる方がいいんですよね?』


〔あぁ。頼むよ。〕



二人の会話を黙って聞いていた私に白鷺さんが…

『瑠璃ちゃんおめでとう!僕はいつでも瑠璃ちゃんの味方だから何かあったら相談に乗るしいつでも言ってくれたらいいから…』


私がうん。
と頷くのを見て…


〔別に相談しなくても問題なんか俺達に全く無い。瑠璃の事は俺が全部理解してケアをすればいいだけなんだからな。〕


晧覬…
思わず口に出して晧覬の名を呼んでた私に晧覬が頭をポンポンと叩き安心しろ!そんな顔をした。


『僕は不要と言う事ですか?』


〔いや…。不要とかそう言うんじゃない。茉莉の事があるから一人でも多く瑠璃を守ってくれる奴がいると俺も安心する。〕




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