弁護士シリーズ作品第1弾!
『身勝手な弁護士』
藤堂弁護士は棚から書ファイルされた書類を取り出し私に行きますよ。と告げた。
私は少しこの部屋に居たくて藤堂さんに少しだけこの部屋に居てもいいですか?と聞くと
〔いいですけど…。本当にどうされたんですか?〕
何もないです…
そう言うと…
〔じゃ後でまた迎えに来ますから…〕
そう言い藤堂弁護士は出て行った。
私はなぜ?こんな事をしてるのか?自分で自分が分からなく成って藤堂弁護士の椅子に深く座り机に身体を預けた…
…………………。
藤堂弁護士の匂い…
微かに香水の匂いがするなんだか…
私は何故か?
自分でも理解不能なくらい涙が次から次へと溢れては落ち手で拭っても拭っても涙が止まる事は無かった…
頭がボーっとして来た。普段、泣く時はいつも一人で自分の部屋。人の部屋でしかも弁護士さんの机の上…
私は泣き付かれそのまま意識を机の上に手放してしてまった。