弁護士シリーズ作品第1弾!
『身勝手な弁護士』
目が覚めると…
見知らぬ天井…。
私の身体の上には…
背広の上着…
しかもさっきの香水の香り…
……………。
私が身体をゆっくり起こすと…
〔起きましたか?〕
と藤堂弁護士。
私がキョロキョロしてると…
〔私のデスクで貴女は寝てたんですよ…。
僕も仕事があるので貴女をソファーまで移動させました。〕
風邪をひくと大変だと思い上着をかけたんですよ。
私は…
ソファーから立上がりかりてた上着を置き藤堂弁護士にご迷惑を掛けて済みません。有り難うございました。と頭を下げそのまま部屋を出ようとした。
〔後もう少しで仕事も片付きます。もう遅いので危ないから送ります。だからもう少し待ってて貰えますか?〕そう言われ私は…
いえ…
これ以上ご迷惑を掛ける訳にはいかないのでこのまま失礼します。
とドアノブを握ろうとした時…
〔一体なにがあったんですか?〕
私は振り向き…
????????
首を傾げた。
確か…
ここを出て行く時も言われた記憶が…
私なにか?変なんだろうか?