弁護士シリーズ作品第１弾！ 『身勝手な弁護士』

『瑠璃、今日は白鷺事務所へ挨拶に行く一緒に付いてきなさい。』

私ははい。と返事をして鞄を持ち父の後を付いて行く…


会社の車が用意されその車に父と一緒に乗り込む。

私は毎日、毎日こうして父に連れ回されては挨拶回りを繰り返し何か？あれば父と一緒に行動する毎日…


『今日はうちの顧問弁護士をしてくれてる白鷺事務所へ挨拶に行って色んな話をするから瑠璃お前もちゃんと聞いとく様に…』



そう…


うちは顧問弁護士が２人、居るらしく…
私は全く興味の無い事だったので行くのは今日が初めて…


『先生方に粗相の無い様にな…』

父は私にそう告げた。



車は大通りを通り約30分ほどで着いた。


父が先に降り続いて私が車から降りる…
父は大きなビルを見上げ私にここだよ。
そう言うと…


『何度もくどい様だが…くれぐれも粗相の無い様にな。』

私がお父さん本当にくどい！
と言うと父は笑いながら『そうだな！』と言いビルの中へを足を運んで行く。


私もその後を鞄を持ち付いていった。