弁護士シリーズ作品第1弾!
『身勝手な弁護士』
本当に病室内は書類の山に成ってた。
その書類の山を見て溜め息を吐くと…
〔瑠璃?やっぱりこう言うの嫌い?〕
ううん…
嫌いじゃ無いけど…
入院してる時くらいはゆっくりして欲しいかな?
そう言った私に…
〔瑠璃は僕の立場を解ってるよね?〕
うん。解ってる。
〔じゃ言ってみて〕
晧覬は部長と言う立場上、書類に目を通さ無くちゃいけない…
しかも…
うちのBluemoonの専属の弁護士に正式に決まり契約書にもサインと捺印をしうちの会社の事を一手に引き受ける事に成った。
もちろん補佐役3人を従えてね。
その他にクライアントさんの案件を10件以上抱えてる。
だから休めない…
休んでる暇がない…
〔はい!瑠璃よく出来ました。〕
よく出来ました!ってあのね…
私は小さな子供か?
思わず心の中で晧覬に突っ込みを入れた。
〔瑠璃の言い分も解るよ。でもね。弁護士って言う職業に着いた以上、僕は手抜きをしたく無いんだよ…。悪く無い人が悪く成ったり…。悪い人が裁かれ無かったり…。泣くのはいつも弱者でしょ。僕はそれが嫌なんですよ。一人でも多く困ってる人が居たら助けてあげたいんですよ。〕
……………………。
晧覬…
貴方と言う人は…