弁護士シリーズ作品第1弾! 『身勝手な弁護士』


響は私と一緒で人を信じられなく成ってた


姉に裏切られ義兄にも裏切られ…

紙切れやボロ雑巾の様に棄てられた…



響がここまで回復するには凄く時間が掛かった。
響のやりたい事をやらしてあげたい一心で父と母を説得し同時に響のケアをし専門学校へ行く様に勧め…

本当に大変だった…


人と接する仕事を選んだ響に人を信用する心や気持ちなんて無かった。
心を開いてくれたのは私だけだったから…


今も何か?あればメールが来り電話で話したり家に来りだったから私も少し悩んでた…


それを晧覬が知ってたなんて…

いつから気付いてたのか?


〔瑠璃。響あんなに楽しそうにしてるよ!あいつのあんな笑った顔を見るの久し振りな様な気がする…〕


確かにそうだ…

響が人前であんなに楽しそうに話をして笑ってる顔…
私も久し振りに見た



父と母の方に目線を移すと…


母が泣いてた。
響を見て…


お義父さんとお義母さんも何故か?嬉しそうな顔をしてた。



晧覬を見ると…

〔なに?瑠璃?〕

何もない…
と頭を左右に振ると


〔響はもう大丈夫だと思うから…。もう心配しなくていいよ。安心して…。〕

やっぱり知ってたんだね晧覬…






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