弁護士シリーズ作品第1弾!
『身勝手な弁護士』
響達がこっちに向かって来た。
響は晧覬と私に…
【晧覬義兄さん瑠璃姉ちゃんありがとう。俺なんかあの4人と仲良く成れそうだよ!】
笑顔で響は言った。
その言葉を聞いて…
目の前が歪み…
涙が頬を伝い落ちた
【瑠璃姉ちゃん?】
ごめん…
何でも無いよ!
そう響に言うと…
【晧覬義兄ちゃん本当にありがとう!これからもよろしくね!】
もう私は俯いて涙を流し続けた。
〔あぁ響。家だけじゃ無くていつでもいいから事務所にも顔を出せよ!〕
と言う晧覬…
《ひびき!》
白鷺さん達に呼ばれた響はじゃ俺あっちに行くから!と言い輪の中に帰って行った。
〔瑠璃…お願いだから泣かないで…。僕は瑠璃やみんなが幸せに成れるお手伝いをしたかっただけなんです。瑠璃を泣かす為に僕は…〕
顔を上げごめん…
と笑顔を見せると…
〔ほんとに泣き虫さんで甘えん坊さん〕
そう言って晧覬は器用に指で涙を弾き飛ばした。